観察に適した生き物について
お手軽に自由研究をしてしまう方法として「観察日記」という手法がある。生き物の観察記録などがとっつきやすい。
観察対象はどんな生き物でもいい訳だが、やはり夏休みの課題と言うことを考えると、次の条件に当てはまる素材を選びたい。
@短期間で成長し、変化が観察できること。
Aできれば珍しい生物で、みんなの興味を引くことができること。
Bそして、世話が簡単で失敗しなくて済む(すぐには死なない)こと。
その理由についても解説しておこう。
@夏休みは限られている。例えば犬を観察したとしても、短期間に大きく変化することはないだろう。劇的に変化する要素がなければ、レポートとしてアピールが弱くなると思わないか?
何月何日=ドッグフードを何グラム食べましたとか。体重は、ずっと同じでしただったら、観察記録には違いないけれど、新しい発見とか、なかなかないんじゃないかな?
だから、短期間で大きく変化する対象を選んだ方がおもしろくなるだろう。
Aこれも、ありふれた生物(いや、新鮮な発見が期待できるならそれでもいいが)でなくて、珍しい生き物の方がおもしろい記録が残るだろう。
読者ももちろんだが、記録をする君自身も、驚くような生態を見れば、興味が持てるだろう。事典などで調べた知識を付け加える場合も、有効に使える。
Bせっかく記録を始めても飼育が難しくて、すぐに死んでしまうような素材だったら、心折れるよね。
死んだ原因を探るレポートでもいいけど、楽しくないし、またやり直すのも手間がかかるだろう。
だったら、初めから丈夫で飼いやすい生き物を観察対象にするべし!
どうだい。参考になったかい。
素材選びの時点で、けっこう楽に書けるか、しんどくなるか決まってくるんだよ。
よく考えてスタートしてね。
教材キットの紹介
観察記録を簡単に書ける素材として、今、いろんな生き物の飼育・観察キットが販売されています。
簡単に紹介しておきます。参考にしてください。
生きた化石 エビ伝説
2億年まえから生息しており姿を変えていない生物・・・カブトエビの飼育キット
くわしくは、こちらから
ホウネンエビ飼育観察セット
三次元アリの巣 アリ伝説
これも、メジャーですね。アリそのものは身近な存在だけど、立体的に巣の構造を記録するのは、観察記録として価値があるのではないでしょうか。
原始鰓脚類飼育セット ジュラ伝説
原始的な鰓脚類と呼ばれる生物アルテミア・サリーナの飼育セット