生活の中の身近な疑問を掘り起こそう
実験というのは、まず疑問から始めなければいけない。
実験して確かめたいこと=疑問がなければ、なにも始まらない。
毎日、何も疑問に思わず、思考停止してぼ〜っと過ごしている人には、研究はできないのだ。
日常生活の小さな疑問でいい。まず、疑問に思うことを書き出してみよう。
その疑問が科学的な法則に関わっている内容だったら、間違いなく実験につなげられるだろう。
いや、あまりにも大きな疑問や根本的な疑問は、自由研究としては扱いきれないよ。そんなの、確かめられないから。
例えば、「どうして人間はしゃべれるのか?」
夏休みに実験装置作って確かめられたら、天才だよね。
「濃い色の服を着ている時と、薄い色の服を着ている時だったら、暑さが違う気がする。」
これくらいの小さな疑問が、ちょうどいいのだ。
これだったら、「色によって熱の吸収が違っていて、濃い色が熱くなる。」という仮説ができる。
そして、大事なのは、この仮説だったら、簡単な仕掛けで確かめることができるということなんだ。
こういった実際に確かめられるレベルの疑問を見つけることから研究を始めよう。